町内会・自治会は、その設立から運営まで、地域住民自らの手で行われている自主・自立の団体です。
住民相互のふれあい、共同活動を通じて地域を快適で住みやすくするためのさまざまな活動を行っています。

◆ 祭りや運動会などの行事の開催
 ◆ 道路、公園などの清掃
 ◆ 防災・防火・防犯活動、交通安全の推進活動
 ◆ 青少年の非行防止・健全育成のための活動◎高齢者などの福祉増進のための活動 など

町内会・自治会は、地域の住みよい環境づくりをめざして住民が自主的に組織している団体です。
 加入することによって次のような利点があると考えられます。

  ★ 地域の親睦活動を通じて、温かい人間関係を醸成することができる
  ★ 個人では解決できない問題を地域全体の課題として取り組むことができる
  ★ 町内会だよりなどの回覧物で、町内の身近な状況を知ることができる
  ★ 町内会主催の運動会など身近なスポーツ・文化行事に参加しやすい

私たちは自治会があることにより安心安全に暮らせています。すでに昔から構築されてきたものがあるという恩恵に気付いていないのかもしれません。運営のやり方は時代に合わせて変化させる必要はあるものの安心安全の快適な生活環境は自分達で守る必要があるのではと思います。

その一方で自治会が無くなったらどうなるのかを知らない私達世代(30-50代)は「会費が高い」「役員の仕事が大変」などの理由により自治会加入しなかったり、脱退したり、解散する方向に向かっているのも事実です。

自治会解散のデメリットとは!

全国ではたくさん自治会が解散している事例が出てきていますが、解散後のデメリットがとても問題となっていますね。

1.防犯灯と呼ばれる電柱に設置された外灯が無くなることで夜間は真っ暗!

2.ゴミステーション問題!ゴミステーションだけは維持できるように当番制にするものの荒れ果て、不法投棄などのトラブルが多い。

3.回覧・広報誌の配布も無くなり、インターネットが使えない人達は情報が無くなる

4.子供会・祭りなどイベント行事が無くなり、未加入者は参加できなくなる

5.災害時などの緊急避難の助け合いが無くなり、高齢者を中心に全く機能しなくなる

6.孤立死、孤独死が急増。

7.近隣の道路、空き地などどれだけ荒廃してもゴミが散乱していても誰も処理せず放置される

などなど、今は自治会があるから保たれている環境が一気に様変わりするようです。自分の家の周りで起こったことは自分達で解決することなります。近隣住民とのトラブルも全て自分達で解決するほか方法が無くなるということです(T_T)

高齢者になればなるほど道路の掃除、雪かき、ゴミ出しなど大変なことが増えてきます。災害時の時はなおさらのことです。誰も助けに来ません。自治会があるから助かることは肉体的にも精神的にも多いのです。「年寄りになったら自治会に入る」という人もいるでしょう。しかし、自治会はみんなで運営する助け合いの会であり「会費を払えば助けてもらえる会」ではありません。若い時から高齢になるまでの間にバトンタッチしながらみんなで作り上げていくからこそ存在できる集まりなのです。

私は高齢になり仕事をしなくなった時に「退屈」「暇」「することがない」となりたくないです。自治会に入り、役員も行う、行事には積極的に参加することで友達をたくさん作って楽しく安心して暮せる街にしたいと願っているからです(^_^)/

超高齢化社会と人口減少にり起こること!

これから人口は減っていく一方です。福井県の人口も2024年で75万人、2050年で53万人にまで減少すると予測されています。あと25年で15-65歳の人口と65歳以上の高齢者の人口は同じになります。一人が一人の老人を支える時代になるのです!働かない人が半分を占める市町村の税収は少なく、医療費・介護費・行政サービスが現在と同じ水準で行われることは考えられません。貯蓄、収入格差はとてつもなく広がっています。世の中では65歳までに1世帯2000万円預金がなければ貧困に苦労すると言われています。みなさんはそれだけの貯蓄に問題なく見通しは出来ていますか?

今後物価も上がり、給与が上がらなければもっと貯蓄は厳しくなります。いつまで働かなければならないの?働いてばかりの人生で本当にいいの?働くためだけの人生なんて!家族がいなくても周りに友達がいる、助け合えるご近所さんがいるって心強く感じませんか(^_-)-☆

夫の扶養に入り長く専業主婦をしてきた妻が65歳で熟年離婚した時、貰える年金は54,000円/月です。生活できるのでしょうか?不要に入ることで扶養控除の税金負担を免れてきたのですが最低保証の年金しか貰えません。昔のような離婚の無い時代ではありません。想像以上に大変な生活が待っていると言えます。

これから貧困差の激しい時代に突入していきます。だからこそ本当の地域での助け合いができるような環境=自治体が必要なのではないかと心の底から思っています(>_<)

今の体制で文句の出るような自治会ではさらに今後解散して消滅していくことが懸念されています。こんな超高齢化社会による税金の少なさ、高齢者問題があるからこそ自治会の存続できる体制つくりの変革が求められています(^^♪

第6話 自治会の具体的な活動内容を見直す について話したいと思います(^^)/