古着・バッグの支援・寄付活動!

店長が秋冬の古着を持って「越前にこにこ子供食堂」に行ってきました(^^)/

古着やバッグが中心に無料寄付できる質セブンは、季節の変り目となる月には必ずお伺いするようにしています。

今回は全部で13組のご家族が来られ、食品の支援物資をお渡しした後にみなさんに古着を見ていただき、デザインやサイズに合うものがあれば試着していただきお持ち帰り頂きました(*^^)v

何度か参加させていただき物資の支援がとても難しいことがわかってきました。

シングルマザーの欲しい支援物資とは?

おそらくこれくらいのお母さんの年齢だろう・・・、子供達はこれくらいのサイズが必要かな・・・、などの想像でセレクトして持っていくものの実際は欲しいサイズ、デザインが合わなければ誰も持って帰りません。子供達もデザインが気に入らなければ「いらない」と首を振って持って帰りません。大量に持って行けるほど無料で寄付できる商品には限りがありますし、200着持っていってお持ち帰りは20着で180着が残ってしまいます。いくつかの良い点と今後の課題が浮き彫りになってきましたので考え見てみました(>_<)

古着・バッグの寄付をする良い点とは

1.お洒落な古着が無いか探す楽しみと笑顔が出ること

  支援活動を行っている時に感じたのは「それぞれの家庭によって経済状況が違う、求める幸せが違う」ということです。場所により異なるとは思いますが、こちらの子供食堂に参加されたご家族は着る服が無くて何でもいいから欲しいという方はほとんどいらっしゃいませんでいた。経済的なゆとりがあるわけではありませんが、「お洒落」に対する幸せはどんな方でもあるのです(^^♪ 

  だからこそ寄付を持ち寄る側も「お洒落」「状態が綺麗」「サイズ」を考えて集めて、支援・寄付するまでを考えなければならないと思いました。

2.子供達がお洒落に目覚めてみんなでワイワイ!

  越前にこにこ子供食堂に参加される子供達は、小学1年生~高校3年生までが多く、赤ちゃんや保育園の子供が少ない傾向に感じています。お母さんや子供達は最初は古着を見ようとはしてくれませんでした。私は仕事がら洋服のコーディネイトや接客販売を長年やってきていることもあり、洋服をあまり見ないお母さんや子供達に積極的に声を掛けて楽しんでもらえるようにしました。みんばがショッピングを楽しんいるような感覚での商品探しや試着、「かわいい!」「かっこいい!」の会話と笑顔が何よりの寄付の醍醐味と感じました(^^)/欲しいデザインやサイズが合わなくて何も持って帰れなかったとしてもその場でいろんな話をすることで少しでも笑顔になってもらい、本当に欲しい物が何かをヒヤリングしています。

  ただ品物を置くだけではなく、世間話や笑顔になってもらえるコミュニティとしての活動がとても大事なことだと実感!

支援・寄付の課題!!

① 参加するシングルマザーや子供達の性別の年齢、サイズを把握してピンポイントな必要物資を集められるように運営者と連携を取る

  200着を持っていき180着余るとその古着は支援者が持って帰ることが多いようです。子供食堂のほとんどは公民館など施設を借りての運営が多いため品物を保管する場所がありません。あったとしてもスペースが限られるようです。支援者が良かれと思って集めたものを寄付したが必要ないため帰されることは支援者の気持ちが下がることになりかねません。海外では余った大量の洋服の処分費用がとてつもないとも聞いています。日本でも被災地や子供食堂、シングルマザーなどの古着寄付をしていないのはそこに大きな問題があるようです。本当に必要なものを集めるための情報と連携がとても重要になっています

② 食べ物の支援が足りていない、取り合いにも!

  食品を扱っているスパーやドラッグストアに個人や団体ごとに支援を相談しなければ集まらないような地域であってはならない。市や県はお金の援助の仕組みばかりで実際の生活支援としての活動は行っていないのが現状です。地区単位、公民館単位での活動が求められているのではないかと感じています。支援をしていただいているドラッグストアには団体が寄付食糧を取り合いのようになっていることもあるそうです。提供の多い時期ととても少ない時期があるなどあくまでも寄付なので安定供給ができるわけではありません。また最近ではいい物ばかりを優先的に持っていこうとしたりする傲慢な団体の行動があるようです。そのような行動は支援する側の気持ちを下げてしまい食料寄付自体が無くなってしまうことになりかねません!お互いが幸せになるようなより良い関係構築が求められています。

個人情報のこともあり各団体で細かな情報は集められないとは思いますがおよその情報を提供側の企業や支援者と共有して最もお互いに幸せ・笑顔になれるような関係構築し、共に活動を長く続けられるようにしていきたいと思います(^_-)-☆